2011年3月25日金曜日

パソコン工房,ゲーム内アイテム5種付属の「Grand

●メーカー:ユニットコム(パソコン工房)
r2 rmt
●ブランド:GS

●ゲーム推奨認定:Grand Fantasia -精霊物語-

●購入特典:ゲーム内アイテム5種類「伝説の純白ユニコーン」(30日間),「カラフルなチョウチョの羽」(30日間),「ガイアの守護心」(30日間),「ミグルのドーナツ」(5個),「ミグルのキャンディー」(5個)
信長 rmt
●キャンペーン:初回限定特別価格(※2009年12月28日12:00受注分まで),送料無料キャンペーン(※2010年1月4日12:00受注分まで)
rmt Atlantica


期間限定キャンペーン価格

Amphis BTO GS810iCi5-GF:9万6980円(税込)
RF rmt
Amphis BTO GS810iCi7 TYPE-SR-GF:12万3980円(税込)




新製品の概要




製品名:Amphis BTO GS810iCi5-GF


BTO標準構成価格:9万9980円(税込)







※ディスプレイ,キーボード,マウス,スピーカーシステム,2台めの光学ドライブは別売りです

 ミドルクラスのGPU「GeForce GTS 250」と,「Core i5-750/2.66GHz」を組み合わせたゲーマー向けPC。「Grand Fantasia -精霊物語-」(以下,Grand Fantasia)をプレイするだけなら,オーバースペックに過ぎるほどのハードウェア構成だ。現時点で存在するほぼすべての3Dオンラインゲームを快適にプレイできるレベルのスペックを持っていると言っていい。

 PCケースはフルアルミ仕様とのこと。キーボードとマウスが別売りになっている点はご注意を。



BTO標準構成の主なスペック


  • CPU:Core i5-750/2.66GHz(L2キャッシュ容量256KB×4,L3キャッシュ容量8MB)

  • マザーボード:Intel P55 Express搭載(ATXフォームファクタ)

  • メインメモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×2

  • GPU:GeForce GTS 250(グラフィックスメモリ512MB)

  • HDD容量:500GB(回転数未公開,Serial ATA II)

  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ(DVD±R 2層書込み対応)

  • 有線LAN:1000BASE-T

  • サウンド:オンボード

  • 電源ユニット容量:600W

  • 本体サイズ:210(W)×495(D)×450(H)

  • OS:32bit版Windows 7 Home Premium

  • 付属品:とくになし






製品名:Amphis BTO GS810iCi7 TYPE-SR-GF


BTO標準構成価格:12万9980円(税込)







※ディスプレイ,キーボード,マウス,スピーカーシステム,2台めの光学ドライブは別売りです

 上で紹介したAmphis BTO GS810iCi5-GFをベースに,GPU,CPUを1ランク上のモデルに換装し,HDD容量,電源ユニット容量も強化したモデル。「Grand Fantasiaだけでなく,最新世代の3D FPSやTPSなども積極的にプレイする」というのでなければ,こちらをわざわざ選ぶ必要はないだろう。



BTO標準構成の主なスペック


  • CPU:Core i7-860/2.80GHz(L2キャッシュ容量256KB×4,L3キャッシュ容量8MB)

  • マザーボード:Intel P55 Express搭載(ATXフォームファクタ)

  • メインメモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×2

  • GPU:GeForce GTX 260(グラフィックスメモリ896MB)

  • HDD容量:1TB(回転数未公開,Serial ATA II)

  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ(DVD±R 2層書込み対応)

  • 有線LAN:1000BASE-T

  • サウンド:オンボード

  • 電源ユニット容量:620W(ENERMAX Technology製「EES620AWT」)

  • 本体サイズ:210(W)×495(D)×450(H)

  • OS:32bit版Windows 7 Home Premium

  • 付属品:とくになし





引用元:三國志 専門サイト

2011年3月19日土曜日

[AGDC 2007]スクウェア?エニックスの田中弘道氏とSage

7月のE3 Summit,8月のGames Convention,そして9月は今回のAGDCと,ここのところSundi氏と共に世界中を飛び回るスクウェア?エニックスの田中弘道氏。今回は,英語を駆使しての基調講演だった
 スクウェア?エニックスのエグゼクティブ?プロデューサー,田中弘道氏が,オースティンで開催中のオンラインゲーム開発者会議AGDCで「Design for Global Entertainment: Launching Final Fantasy XI」(世界規模のエンターテイメントを満たすためのデザイン:ファイナルファンタジーXIがローンチするまで)というタイトルでの基調講演を行なった。また,田中氏と入れ替わる形でSage Sundi氏が登場。RMT(リアルマネー?トレード)業者に対するタスクチームの結成と活動内容を報告した。

 田中氏は,20年間ファイナルファンタジーに携わってきた経験から過去を振り返った。初めて100万本を記録したのは「ファイナルファンタジーIII」(1990年)においてだそうだが,そこから現在に至るまでミリオンセラーであり続ける同シリーズを軽く紹介。なかでも,今年でローンチから5年を迎えた「ファイナルファンタジーXI」は,開発期間を含めるとシリーズの歴史の4分の1を占める,スクウェア?エニックスにとってはかけがえのない作品であることを強調した。
 ファイナルファンタジーXIは,クロスプラットフォームでの開発/運営に成功した初めてのMMORPGである。しかも,欧米の一般的なMMORPGよりも開発期間はずっと短く,「クロノクロス」「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」「パラサイト?イブ」などの開発メンバーを中心に新チームを結成したのが1999年の末。そこから2001年末にはパブリックβに突入し,2002年の5月にはPlayStation 2版のリリースに漕ぎ着けている。
 その後,日本語のPC版を同年11月にリリース。さらに「ジラートの幻影」(2003年11月),「プロマシアの呪縛」(2004年10月)と拡張ディスクを1年ごとに発売した。その後は1年半周期に切り替わり,「アトルガンの秘宝」(2006年4月),そして「アルタナの神兵」(2007年冬)のリリースが控えている。ちなみに,Xbox版は中止されたものの,アトルガンの秘宝がリリースされたのと同じ頃に,Xbox 360のサービスが始まった。現在では,全プラットフォームを通じて50万アカウントという,世界的な人気MMORPGの一つである。
 ファイナルファンタジーのグローバル化に不可欠だったのが,自動翻訳機能の導入であると田中氏は説明する。これにより,日本語版と英語版を利用したプレイヤーが,世界を共有できるという強みを生み出したのである。「ウルティマ オンライン」が翻訳機能を導入した先駆けではあるものの,地域によってプレイヤーの優先サーバーが決まっていた。この違いにファイナルファンタジーXIの開発理念が見え隠れする。「他国の人とプレイすることの楽しさ」が,本作のユニークフィーチャーでもあるわけだ。
 また,2007年3月にはフランス語とドイツ語版をリリース。長きにわたるゲーム文化を持つ日本,北米,ヨーロッパ3か国(イギリス,フランス,ドイツ)という地域でのサービスが本格的に始まっている。フランス語/ドイツ語への開発にも2年という年月が費やされたが,4か国語になった今後も全言語版の同時アップデートを行うという。ファイナルファンタジーXIの強みが一層引き立ちそうだ。
 さらに,この“世界に散らばるゲーマーの一括統制”は,日本,イギリス(欧州),北米の3か所に7?9時間ずつの時間差があるため,サーバーを共有するうえでの負担にならない。さらに,サーバーがほとんど使われない“デッド?タイム”がなく,非常に効率良く運用できているそうだ。
「Final Fantasy XI: Wings of the Goddess」とは,「アルタナの神兵」の英語タイトル。今冬にはアルタナの神兵の4か国語版が世界同時リリースされることになっている
ファイナルファンタジーXIでは,32のゲームワールドが稼動し,一つのワールドには1万5000から2万人のプレイヤーが同時にアクセスしている。画面右下のグラフでも分かるが,現在のところはEUからのアクセスはアメリカの陰に隠れる形になっており,フランス/ドイツ語圏での市場開拓に期待がかかる

世界中を移動し続けているという点では,田中氏以上に忙しそうなのがSage Sundi氏だ。2005年末にRMT業者の活動を追跡/分析することを始めたという
 さて,ここまで講演を行った田中氏に,「日本,ロサンゼルス,ロンドンを股にかける,“飛行機の中に住む男”」と紹介をうけて登場したのがSage Sundi氏だ。同氏は,ウルティマ オンラインの日本地域マネージャーを経てスクウェア(現スクウェア?エニックス)に移籍し,現在はファイナルファンタジーXIのグローバル?オンライン?プロデューサーという役職にある。一時期,同作に蔓延していたRMT業者と戦う“スペシャルタスクチーム”のリーダーとしても活躍しており,当サイトで最も登場回数の多い開発者の一人であることは,読者の皆さんならご存じだろう。

 この後半の講義の内容は,「スクウェア?エニックスが,いかにしてRMT関連活動を取り締ったか」というものである。Sundi氏は,まずチームが問題とするRMTを「ゲーム経済にインフレを引き起こし,ファーミングにより狩り場を占拠し,不法なツールを使用する“ほかのプレイヤーのゲームプレイに悪影響を及ぼす存在”」と定義付けた。スクウェア?エニックスでは,RMT業者の仕事を,「Hunter」(ゲーム内通貨とアイテムの集め役),「Bank」(Hunterの集めた資金を蓄積する),そして「Front-End」(RMTサイト運営や客引き係)にわけ,「追跡していくと,結局数団体のBankが独占している状態に行き着く」のだという。そしてこの金(ギル)が,北米や日本のプレイヤーへと流れていくのである。
 これまでにもSundi氏が公言してきたように,Front-EndやBankを見つけ出してアカウントの強制解約を行っても,実際に悪さをするHunter達が参入を諦めたくなるほど締め付け続けなければ,何度でも帰ってくるのだという。しかし,2005年後半から急激に増加し,2006年前半に150を超えていた,ギルを取り扱うRMTサイトは確実に減少し,現在では50を少し超えるほどまでになったという。2006年11月の時点で6000人は超えていたと見られるHunterも,現在では90%が去ったことが確認されているとの成果を報告して,Sundi氏は再び田中氏にバトンをタッチした。
2005年後半以降,急速にRMT業者の活動が悪化しているのが分かる
Sundi氏は,現在までに90%以上のHunterがゲームを去ったと報告

 スクウェア?エニックスのファイナルファンタジーチームの今後だが,近々新しい発表があることが知られている。White Engineという名称で発表されたゲームエンジンは,異なるプラットフォームでも共有できるミドルウェアやツールを独自開発したものだ。
 田中氏は最後に,「クロス?プラットフォーム,クロス?リージョン(地域)」と解説するその新型エンジンは,もうすぐ準備が整うと話し,今回の基調講演を締めくくった。
引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト